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サマーインターンシップ2025開催報告
2025.10.10
学生向けプログラム seeds

今年も昨年同様、大学生の皆さんが夏休みの時期8月11日〜9月27日の期間で、Hopeful Okinawaによる7ホテル合同のサマーインターンシップを開催。今年は県内4大学、23名の学生の皆さんにご参加いただきました。

インターンシッププログラムは、2日に分けての事前講義からスタートします。今年は昨年実施した事前講義からパワーアップし、各ホテルの人事の皆様に加え沖縄観光コンベンションビューローの具志堅さんや、ジャパンエンターテイメントの宮里さんにも登壇いただき、「沖縄の県経済と観光業の果たす役割」や「ホテル産業の事業構造」、「各ホテルのブランドの考え方」、「地域への貢献について」、「観光業のこれからの展望」といった講義を実施していただきました。

これらの講義を受け、観光業やホテル産業についての理解を深めた上で、学生は各ホテルに訪問し、約半日の仕事体験を受けてもらいました。7ホテル全てを周った学生もおり、各ホテルの理念や価値観の違い、そしてサービスにおけるこだわりの違いを理解する機会となりました。

そしてその後は、7つのチームに分かれそれぞれのチームごとに担当ホテルが割り振られます。この割り振られたホテルをテーマに最終プレゼンを実施するのですが、その前に最後の体験として担当ホテルのサービスを体験してもらいました。各ホテルごとに、ディナー体験や、宿泊、マリンアクティビティなど、各ホテルごとに特色のある体験を提供していただきました。ここでは、仕事として観光業を理解するのとは全く違う観点で、ユーザーとして沖縄観光の魅力を体験してもらうということがテーマとなっています。多くの学生が、観光立県とは言われているものの、リゾートホテルに宿泊したことがない以前に、足を踏み入れた経験もないという実態を踏まえ、ホテルに訪れユーザーとしての体験を通し、沖縄観光が顧客に対して発揮している価値を体感してもらうことを狙いとしています。

ここまでの仕事体験、ユーザー体験を経て、下記3点についてチームごとの最終プレゼンテーションに挑んでもらいました。

【最終プレゼンテーマ】
「①観光地沖縄が持つ魅力/価値とは何か?」
「②沖縄観光における各リゾートホテルの持つ本質的な価値と、さらに価値を高めるために必要な取り組みは?」
「③若者世代がホテルの仕事を意欲的に捉えてくれるには、「何を伝える」べきか?」

各チームごとに工夫を凝らした提案を行ってくれました。最後はキリスト教学院大学の平野先生による講義を受け、全プログラム修了となりました。受講した学生の皆さんに取った最終アンケートの結果を一部抜粋で掲載します。

最初は大変そうとか働きにくいという固定概念があったけど、実際に訪問してみて働いてる人の顔を見るとやりがいを持ったり自分の働いているホテルに誇りを持って働いていて好印象になった。

恩納村出身ではあるが、ホテルには入ったことがなく泊まったこともなかったため、「ホテル恩納村多いなー」くらいで多少の親近感があるくらいのイメージでした。しかし、今回のサービス体験から初めて村内にあるホテルに入り理念や思い、サービス、特徴などをしれてこんなにもホテルで違うのか、泊まるだけではないという大きな発見ができました。

実際にホテル訪問やサービス体験をすることによって、ホテルの良い面を探す事ができたのに加えて、沖縄の観光業に関する面も学ぶ事ができました。初めてのインターンでしたが、参加して本当に良かったなという気持ちでいっぱいです!この気持ちを色んな人に伝え、ホテルの魅力が多くの人に伝わるように頑張っていきます。

学校の授業を受けているだけでは体験できなかったであろう経験をたくさんすることができて、様々な面で成長することができたと感じた。沖縄の人脈の強さ、人の温かさを改めて実感した。

満足度は4.9点(5点満点)、そしてこの活動を周囲の友人に紹介したいかどうかについても4.9点(5点満点)で是非紹介したいという回答が多く得られました。これまで約2年ほどの活動を通じ、観光業が不人気であるという以前に、まずそもそも「観光サービスを自分で体験したことがない」という点にフォーカスし、仕事面、ユーザー面での体験をしてもらうことで、多くの学生にとっては思ってもいない観光業、ホテル業の魅力に触れる機会となったようです。

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