
Hopeful Okinawaでは、観光業界・ホテル業界に従事する方々を対象とした研修プログラムを提供しています。現在、第1期(2025年4月〜9月)が実施中で、その一環として6月20日(金)にDay3を開催しました。
①Willの発表とフィードバックでキャリアビジョンを深化
Day3では、これまでの研修で考えてきた“Will(自分にとっての働く意味・目的)”の内容を発表用に整理しました。この日は、大学生の方々と、今回研修に参加されている各ホテルの社員の上司にあたる方々にも同席いただき、全員に向けて一人4分程度でWillの発表を実施。その後、大学生から発表した社員の方々へ、そして上司からのフィードバックが行われました。
最初に、これまで作り上げてきたWillを改めてまとめ直す時間を取りました。発表者からは、「関わる人が充実した人生を送ることを実現したい」「チャレンジすることを恐れず、挑戦することを楽しむことができる笑顔あふれる職場を作りたい」といったそれぞれのWillと、それに紐づくこれまでの原体験を発表してもらいました。

②大学生との対話で「観光業の魅力」を再確認
発表後は、大学生の方々から、それぞれの発表についてどのように感じたかを共有してもらいました。これは、観光業に所属する方々が、自分の仕事や自分のWillを自信を持って自分の言葉で話すことが、これから社会に出る人たちにとって魅力と感じてもらえるものだということを体感してもらいたい、という狙いがありました。

大学生からは、「自分も社会に出る時にしっかりと目標を持ち続けたい」といった感想や、それぞれの発表がいかに魅力的であったかを、発表者へフィードバックとして伝えました。
③上司との1on1でWillが「自分の言葉」に
最後に、上司の皆さんから1on1形式でのフィードバックが行われました。受講生は、自分が語ったWillを同じ組織、そして直属の上司から承認してもらい、その後の仕事への取り組み方などについてもフィードバックをもらいました。

参加者からは、「Willを持つことの重要性」や「それを人に語ってみることの意義」が多く得られたという感想がありました。このように、自分のWillや原体験をさまざまな人に語り、だんだんと自分の言葉として落とし込んでいくことで、ただ誰かに言わされている借り物の言葉ではなく、正しく自分の言葉として観光業に所属する誇りを持っていただく機会となったようです。
Day1からDay3を通して、すでに観光業で働いている皆さんが「自身の理想とするキャリアビジョン」や「観光業に携わる意義」を明確にし、言語化するだけでなく、他者との対話を通じてそのWillを洗練させ、自身の言葉として定着させることを目的として取り組んできました。
次回Day4は7月に実施予定です。今度はこれまで作ってきたスタンスをもとに、ピープルマネジメントについて学んでいただく予定です。